チベット(Tibet)

チベット(Tibet)
都市の魅力

チベットはヒマラヤ山脈と崑崙(こんろん)山脈との間に位置しているため標高が高く、まさに天空の世界とも言えるでしょう。茶褐色の大地と高原地帯、そして雪を頂く高峰群などの大自然と、人々の信仰がひとつになった独特の文化が最大の魅力です。

基本情報

チベットは中華人民共和国のチベット自治区で、東経77-105度、北緯27-40度に至る地域を占めています。また、南はヒマラヤ山脈、北は崑崙山脈、東はインドシナ山脈、この三つの山脈によってできた地域です。面積は約75万マイルであり、これは日本全土の約二倍半にもなります。交通機関は鉄道、タクシー、ランクルチャーターがあります。宗教は、イスラム教、仏教(チベット仏教を含む)、キリスト教などを信仰している人が多いです。

チベットの観光地

多くの聖地を有するチベット。その秘境からは、チベット文化の発展や地方文化の特色を知ることができる観光地が多く存在します。そして、その中に含まれるチベットの深い文化的価値と独特の魅力を味わうことができます。

チベットの気候

チベット全域は地形が複雑なことから、多種多様な気候を持ち合わせています。チベット東南部は気候が温和であり、平均気温は8℃。しかし北チベットの平均気温は0℃以下であり、チベット中部にあるラサは冬に厳寒がなく夏も酷暑がありません。

その他の特徴としては昼と夜の気温の差が大きい、日照時間が長く紫外線が強烈、乾燥季と湿潤季がはっきりしている、風が強い、夜に雨が多い、気圧が低い、などがあります。チベット旅行のベストシーズンは、雨が少なく晴れていることが多い5月~9月です。この期間は酸素が豊富で、気候も暑すぎず寒すぎず、旅行に適した気候となっています。

チベットの代表的な観光スポット

ラサ

チベットの中心地であるラサは、チベット高原の中心に位置しています。標高は3650mで富士山に近い高さです。チベット語で「神の地」を意味するラサは、ダライ・ラマが統治していた政治・経済・文化・宗教の中心地です。世界遺産でもあるポタラ宮殿をはじめ、大昭寺、ダライ・ラマの離宮ノルブリンカ、ゲルク派最大の寺院デプン寺など見どころは沢山あります。また、旧市街には八角街という繁華街もあり、チベット風の街並みを楽しみながら散策を楽しむことができます。

カイラス

チベットで最も神聖な山であるカイラスは、仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教、ボン教に崇められる一大聖地です。標高は4,000m以上あり、チベット語で「尊い雪山」という意味である「カン・チンポチェ」とも呼ばれる世界有数の秘境です。

クゲ王国遺跡

9世紀に西チベットで樹立されたクゲ王国の遺跡です。その中に含まれているトゥンガ遺跡やピヤン遺跡などでは大規模な石窟寺院跡を見ることが出来ます。

マナサロワール湖

マナサロワール湖は海抜4,588メートル、周囲約100キロにもなる淡水湖です。カイラス山と同様に巡礼の対象となっており、ヒンドゥー教徒は必ずここで沐浴します。マナサロワール湖周辺では、黒首鶴などの野生動物が多く見られます。

チャンタン高原

「北の高原」を意味するチャンタン高原は、世界最高であり最大の高原です。その面積はチベット自治区の2/3を占めます。遙か昔から人的影響をほとんど受けることがなかったこの場所には様々な動植物が棲息しています。また、チャンタン高原の西の端、標高4,500mの土地にはツォ・モリリという美しい半塩湖が広がります。 湖畔の小さな村であるコルゾック村の中心には、チベット仏教のコルゾック僧院が建ち、周辺の人々の信仰の拠り所となっています。

チベットのエンターテイメント

チベットのおすすめのエンターテイメントを紹介します。旅を楽しめるテーマに厳選してお届けします。

チャム

チベットの伝統舞踊である「チャム」とは、チベット仏教の祭祀の時に演じられる、仮頭を用いた伝統的・宗教的な舞踏です。原則的には僧侶が踊り手となります。「チャム」はチベット語で「跳」、または「舞」の意味です。600年の歴史を持つこのチャムは、もともとは寺院の宗教活動として演じていたものでしたが、17世紀から民間に広がり、民衆の娯楽として盛んになりました。

レゴン

レゴンとは、青蔵高原と黄土高原の接する場所に位置する小さな町で、古くから多くの寺院が建立されました。1767年にダライ・ラマ3世の影響でゲルク派の寺院となり、黄南チベット自治州で最大の寺院にまで発展しました。
毎年チベット暦のお正月には大規模な法会が催されます。また同仁近郊を流れる隆務河のほとりでは、14~15世紀にタンカや塑像などをつくる職人が多く住み始め、「五屯芸術」と呼ばれるチベット仏教芸術を発展させました。現在も多くの職人が「五屯芸術」の伝統技術を受け継いでいます。散策をしながら各工房での作業風景も見ることができ、作りたてのタンカや塑像を購入することも可能です。

巡礼

秋から冬にかけての時期は、チベットの巡礼のシーズンです。チベットの巡礼者は、五体投置をしながらラサへ向かい、熱心に祈りを捧げます。この時期は厳しい寒さのせいもあって観光客はあまり多くありません、しかし、放牧や農業が一段落し、レゴンへ巡礼に訪れるチベット族の人々が多くなるシーズンため、本当の「チベット仏教の巡礼」を見てみたい方にはおすすめです。

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