カザフスタン（Kazakhstan）
カザフスタン（Kazakhstan）
旅行ガイド
カザフスタンは砂漠のイメージが強いですが、生い茂る緑や広大な山々が造り出す大自然の美しい景色を堪能することができます。その大自然の中にある世界文化遺産も観光客に大人気の観光スポットです。また、カザフスタンの歴史を知ることができるスポットや、カザフの人々や民族の暮らしを知ることができる観光スポットも魅力的です
基本情報
カザフスタン共和国は中央アジアに位置する国家です。首都はアスタナ、最大都市は「南の都市」と呼ばれるアルマティです。西はカスピ海に面し、東には天山山脈があります。かつてはシルクロードのオアシスとして栄えていました。そのため、東西の様々な国から来た文化が混ざり合っています。緑が多く、アラタウ山脈の山々が造り出す雄大で美しい景色も見所です。 治安は悪くはないですが、スリや置き引きに注意する、荷物や貴重品からは目を離さないなど海外旅行の常識的な注意は必要です。カザフスタンでは、ラグマン、シャシャリック、マントゥ、プロフなどが主に食べられています。ロシア料理を出すレストランの方が多く、カザフスタンの伝統料理のベシュバルマックやカズなどは食べられるお店が少ないので、食べたい場合はあらかじめリサーチしておきましょう。 レストラン中級以上のレストランでは、10%のサービス料が加算されます。大抵、メインディッシュの付け合わせも別料金になっているということも頭に入れておきましょう。アルマティには韓国料理や中華料理のレストランも多く、おいしいレストランが中央アジアで一番多いといわれています。 交通手段としては、バス、トラム、トローリバス、タクシー、列車などが存在します。タクシーは犯罪が起きたこともあり、安全とは言い切れないのでできるだけ乗らないようにしましょう。また、カザフスタンには、外国人はパスポートを必ず身に付けていなければならないという法律があります。パスポートは常に持ち歩きましょう。
カザフスタンの代表的な都市
カザフスタンの観光地
カザフスタンには、山間の美しい景色を堪能することができるメデウや、カザフスタンのミニ・グランドキャニオンと呼ばれているチャリン・キャニオン、世界文化遺産である岩絵のタムバルなど、自然を満喫できる観光スポットが多く存在します。
幅広い品揃えの中央バザールでは買い物だけでなく様々な国の料理も楽しむことができます。また、カザフスタンには国や街の歴史や文化を知ることができる博物館や美術館も多く存在します。首都アスタナには、シンボルとして建てられた高さ105mのタワーがあり、地上97mのところにある展望台からはアスタナの街を一望することができます。
他にも、トルコ石で造られた美しいブルーのドームが印象的なコジャ・アフメド・ヤサウィ廟は、世界文化遺産にも登録されているだけでなく、敷地内にも地下モスクや博物館、浴場跡があるなどたくさんの見所と魅力が溢れている観光スポットです。
カザフスタンの気候
大陸性気候のため、昼夜の寒暖差がとても激しいです。また夏は暑く、冬はかなり寒いです。冬は−10度以下になることも多く、降雪量も多くなるので防寒対策が必要です。夏は、30度を越える日が多く、35度を越えることも珍しくありません。しかし、日本と違い、朝晩は涼しく、湿気も少ないため過ごしやすいです。ただ、日差しは強いので日焼け止めやサングラスを持って行きましょう。3〜6月はやや雨が降ることが多くなります。
カザフスタンのお水事情
カザフスタンで水を飲む際は、ミネラルウォーターを購入しましょう。基本的に水はきれいなので歯磨きや口をゆすぐ程度は全く問題ないですが、一部の地域では水道管の老朽化が原因で水が汚染されていることもあるので、心配であれば口に入れる水はミネラルウォーターを使いましょう。
カザフスタンのトイレ事情
カザフスタンのトイレはほとんどがトルコ式トイレです。丸いカバー部分がない和式トイレのようなかたちをしていて、和式と反対の方を向いて使います。最近では洋式トイレも多いですが、便座がないことが多いです。公衆トイレは大抵有料です。
カザフスタンの言語
国家語はカザフ語です。人口の40%以上が話しているといわれています。また、公用語がロシア語で、人口の3分の2が話すといわれています。英語が表記されていることはあまりないので、ロシア語やカザフ語で書かれているガイドブックが必要です。
カザフスタンの祝日
2014年
1月1、2日 新年
1月7日 ロシア正教新年祭
3月8日 国際婦人日
3月21～23日 ナウルーズ
5月1日 カザフスタン人民統一の日
5月9日 戦勝記念日
7月6日 首都の日
8月30日 憲法記念日
10月4日 ※クルバン・ハイート
12月16、17日 独立記念日
※は移動祝祭日のため、毎年異なります。
カザフスタンの入出国・ビザ・バスポート
観光目的でもビザが必要です。入国前にあらかじめカザフスタン大使館領事部、または総領事館で取得しておきましょう。 パスポート残存期間は、ビザの有効期間最終日の翌日から6ヶ月以上必要となります。 カザフスタンでは、入国後5日間以内に滞在登録が必要です。空路を利用して入国した場合、空港での入国審査時に入国カードの記入が義務づけられており、それ提出すると90日間の滞在登録が行われます。入国印が2カ所押された入国カードが滞在登録になります。入国カードがもらえなかったり、手続きがされなかったり、不備があった場合は至急手続きが必要となります。
カザフスタンの都市一覧
