ビシュケク(Bishkek)

ビシュケク(Bishkek)
都市の魅力

ビシュケクは「緑の街」という意味持っており、その名の通り街中や公園など緑が多い場所がたくさんあります。また、美しい山々や湖、草原など大自然に囲まれています。その他にもバサールや、博物館・美術館、遺跡、温泉保養地など魅力的な観光スポットが盛りだくさんです。

基本情報

ビシュケクはキルギス共和国の首都で、人口は約85万人です。比較的新しい都市であり、歴史はまだ浅い近代都市です。また、ビシュケクはキルギスの政治、経済、文化、交通の中心地となっています。
天山山脈の支脈であるキルギス・アラ・トーの北斜面に位置しており、標高は750〜900mです。街中に緑が多いだけでなく、広大な山々や湖、草原など大自然に囲まれている美しい街です。ビシュケクの主要な交通手段は、バス、トローリバス、マルシュルートカといわれるマイクロバスです。一番路線数が多く、市内を網羅しているのはマルシュルートカですが、身動きがとれないほど混むこともあり、スリがとても多いので旅行客だけで乗ることはできるだけ控えましょう。バザールなど人が多いところにもスリが多いので、出かける時は常に貴重品や荷物から目を離さないようにして下さい。
ビシュケクの街は、夜になるとひったくりや偽の警察が増え、治安が悪化するので夜は出歩かないようにし、外が明るい朝から夕方にでかけましょう。もし、警察官らしき人に声をかけられた場合は、相手に身分証明書の提示を求め、本当に警察官なのか確認しましょう。また、ビシュケクは野良犬が多く、噛まれると狂犬病にかかる危険もあるので注意してください。

ビシュケクの観光地

ビシュケクには食品の品揃えが豊富なバザールがたくさんあります。市民の台所であるバザールは様々な人種・民族の人で賑わっている活気あふれる人気の観光スポットです。
また、山や緑に囲まれたアラ・アルチャ自然公園、渓谷にあるイシク・アタ温泉保養地などビシュケクの大自然を堪能できる観光スポットがあるのも魅力の1つです。他にも、ブラナの塔やバラサグン遺跡、アク・ベシム遺跡などの遺跡や、キルギスの歴史や伝統について知ることができる国立歴史博物館やキルギス国立美術館もおすすめの観光スポットです。

ビシュケクの気候

ビシュケクは、夏はとても暑く、冬はとても寒いです。夏は6〜9月で気温が40度を超えることもありますが、日本よりも湿度は低く、乾燥しています。また、夜は気温が下がるので過ごしやすくなります。
冬は11〜2月で、マイナス20度まで気温が下がることがあるほど寒くなります。雪が降ることも多いので防寒対策が必要です。年間降水量は少なく、基本的に晴れていることが多いです。

ビシュケクの代表的な観光スポット

バザール

ビシュケクにはオシュ・バザール、アラメディン・バザール、ドルドイ・バザールなどたくさんのバザールがあり、いつも様々な人種・民族の人で賑わっています。中でもビシュケク最大のバザールであるオシュ・バザールは品揃えも豊富で、食品から衣類や工具などの日用品まで日常生活に必要なものが全て揃っています。肉や野菜、米などの種類も豊富ですが、チーズやケフィールなど乳製品も種類が豊富なので見ていて飽きません。

オシュ・バザール

○営業時間:朝〜17:00頃
○行き方:48、10番のトローリバスや129、134、135番のマルシュルートカなど。br/>

アラメディン・バザール

○ 営業時間:朝〜17:00頃
○ 行き方:ツム百貨店から135、137、163番のマルシュルートカなど

ドルドイ・バザール

○営業時間:朝〜17:00頃
○ 行き方:ユースパ・アブドゥラフマノヴァ通りから4、17番トローリバス、226、230、252番マルシュルートカなど

国立歴史博物館

キルギスの石器時代から現代までの発掘物や遺物が展示されています。3階にある歴史と民族に関する展示が見所で、キルギス国内で発掘されたサカ族の青銅器や金装飾品、茶碗を持ったユニークな突厥の石人やアク・ベシム遺跡で発掘された仏陀が描かれた装飾品などが展示されています。また、遊牧民の移動式住宅なども設置されている遊牧民の暮らしについて知ることができるコーナーもあります。2階には世界中でこの博物館でしか見ることができない旧ソ連社会主義時代の品々が展示されています。1階は特別展示場と土産屋になっていています。

○ TEL:626097
○ URL:http://www.museum.kg/
○場所:アラ・トー広場
○開館時間:9:30〜17:00(切符売り場は16:30まで) ※月曜休み
○ 料金:150ソム、学割75ソム
○ 撮影料金:200ソム、ビデオ200ソム

キルギス国立美術館

1階にはキルギスの現代画家の作品が展示コーナーと売店があります。2階には、チュイコフ、アクリベコフ、アイティエーフなどのキルギスの画家の展示室と、アイバゾフスキー、レベッキー、レーピンなどのロシアの画家の展示室があります。また、彫刻、フェルトや皮革を使用したキルギス特有の装飾品やタペストリーなどの民芸品なども展示されています。

○TEL:661544
○場所:アラ・トー広場から北東へ徒歩約3分
○開館時間:10:00〜17:00、金曜 9:00〜16:00(切符売り場は閉館時間の30分前まで) ※月曜休み
○ 料金:100ソム、学割40ソム
○ 撮影不可

イシク・アタ温泉保養地

イシク・アタ渓谷に温泉場のイシク・アタがあります。1891年に温泉治療地となってから何棟か施設もでき、保養所となりました。今までの目的はここでの病気治療だったので、宿泊も可能となっています。
プールのような大きな温泉があり、近くにある川沿いを上っていくと美しい山々を望むことができます。また、保養所の敷地内には、8世紀のものといわれる薬師如来像が彫られた岩もあります。

○行き方:東バスターミナルから316番ミニバスが1日4便出ています。(所要時間約2時間。50ソム)
また、ビシュケクの旅行会社ではイシク・アタ渓谷のピクニックを含めたエクスカーションをなども扱っているのでそちらもおすすめです。

アラ・アルチャ自然公園

この公園は、ビシュケクから南へ約40km行ったところにあるアラ・トー山脈のアラ・アルチャ渓谷にあります。公園の広さは約1万9400ヘクタールです。公園内にはアラ・アルチャ川やアク・サイ川が流れ、アラ・トー山脈が造り出す美しく雄大な景色や氷河なども見ることができる、キルギスの大自然を思う存分堪能できる観光スポットです。
鷲やアイベック、運がよければユキヒョウなども見ることができます。また、ハイキングやトレッキング、カローナ峰登山のコースなどもあるため、山好きの人にもおすすめです。標高が高く、夏場でも夜は冷え込むのでカーディガンやジャンパーなどを持っていきましょう。

○行き方:オシュ・バザール裏のバスターミナルから265番ミニバスで公園の門まで行くことができます。
しかし、ビシュケクの旅行会社のほとんどが自然公園に日帰りで行くエクスカーションを扱っているので、それを予約して行くのがおすすめです。
○料金:40ソム

ブラナの塔とバラサグン遺跡

ビシュケクからイシク・クリ湖へ続くジベク・ジョル通りを約60km進み、トクマクで山の方向に右折して山脈の方に進んで行きます。しばらく進むと、荒野の真ん中に見える塔がブラナの塔です。10世紀半ばに建てられた当初は高さが45mあったのですが、地震によって先端部分が倒壊し、現在の24mの高さになりました。
この場所は、10世紀から13世紀のカラ・ハン朝の首都のひとつであるバラサグンと推定されています。塔の頂上からは、2つの山脈の間に広がる広大なチュイ盆地を望むことができます。また塔の近くには小さな博物館もあり、この塔や周辺地域の歴史を知ることができます。

○(03138)73118
○ 開放時間:9:00〜19:00、冬期は9:00〜17:00
○ 料金:50ソム(登塔料は別途40ソム)
○ 行き方:ビシュケクの東バスターミナルから、トクマク行き急行ミニバスで終点のトクマクで下車します。(所要時間 約1時間。50ソム)
もしくは、ソヴィエツコエ行きマルシュルートカでブラナの塔下車。(20ソム)バスの時刻表が変わることがあるので確認しましょう。
また、ビシュケクの旅行会社で塔に行くエクスカーションを扱っているので、それを予約して行くのがおすすめです。

アク・ベシム遺跡

ブラナの塔から北西に5〜6kmのところにアク・ベシム遺跡があります。アク・ベシムは西突厥の2つの首都のうちの1つであった砕葉城(スイアーブ)の遺跡であることが近年明らかになりました。周囲の城壁がほとんど残っており、仏教寺院跡も発掘されました。

○行き方:現地の人でも行き方を知らない人が多いので、ビシュケクの旅行会社でエクスカーションを頼むことをおすすめします。

Flight Schedule

From (airport)
To (airport)
検索

お役立ち情報

ANAVISASuica

お知らせ